カードレスカード(バーチャルカード)

カードレスカード(バーチャルカード)とは?カード発行会社側、カードを利用する側のメリットとデメリットとは?カードを持つ必要性はあるか?スマホやガラケーなどモバイル端末で利用する意味ではないことに注意。

カードレスカードとバーチャルカードの違い

カードレスカードは別名バーチャルカードとも呼ばれますが、双方とも同じ意味で使われています。カード発行会社や時代背景などによって主流となる呼び名は異なりますが、ここではカードレスカードという名前で統一して書きます。

カードレスカードの種類

カードレスカードには大きく分けて2種類あります

  • カードレスのクレジットカード
  • カードレスのデビットカード

後者はデビットカードをインターネットで利用する際に利用するものです。
(参照:デビットカード
ここでは主に前者のクレジットカードのカードレスカードについて書きます。

カードレスカードとは

クレジットカードそのものの情報(カード番号、有効期限、その他セキュリティコードなど)は発行されますが、プラスチック(プラスチック以外の素材でできたカードもある)でできた物理的なカードは発行されない(あえて作らない)クレジットカードのことです。

モバイル(スマホやガラケーなどの携帯端末)をデビットカードやクレジットカードの代わりとして利用することとではありませんので、注意してください。

カード発行会社側のメリットとデメリット

カードを発行するために掛かる費用を削減できることがメリットです。具体的な費用については公開できませんが、カードの材料となるプラスチックなどの原価だけがコストではありません。

デメリットとしては、すべての人に普及させたくても、普及させることができないことです。コスト削減に繋がることが分かっていたとしても、利用面から全員をカードレスにするわけにはいきません。なぜなら、明らかに大口または頻度の高い取引(カードを提示する通常のショッピング以外で常時利用する可能性があるケース。例えば法人カードや企業間取引、企業と個人の継続的な取引、ローン目的など)が見込めなければ、逆にカード利用頻度が減ってしまう(最悪の場合は睡眠会員を増やしてしまう可能性がある)ためです。
(参照:睡眠会員とスリーピングカード

カードを利用する側(カード会員側)のメリットとデメリット

メリットとしては、カードを紛失するまたは盗難されることで生じる不正利用の可能性が無くなるです。名前やクレジットカード番号などの情報を、インターネットまたは電話などの口頭で伝えるだけで利用できます。

デメリットとしては、クレジットカードを提示することを前提とした利用ができないことです。店頭などの通常のショッピングではカードを提示することが前提ですし、またATMでもカードそのものがないと利用できません。

カードレスカードは必要か?

さまざまなテクノロジの進化と共に、将来的にはカードレス化が進むかもしれませんが、現時点では、一般的なカード利用であれば必要はないと思います。しかしながらクレジットカードを介した大口の取引や頻繁に同じ取引する場合、または社内で法人カードを普及させる際には、経理上のメリットがありますので検討してみても良いと思います。

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