IC型クレジットカード

従来のクレジットカード同様にショッピングだけでなく、キャッシングやローンとしても使うことができます。IC型クレジットカードと従来の磁気ストライブ型クレジットカードとの違い、利点、種類と特徴について書きます。

IC型クレジットカードの意味

IC型クレジットカードとは、カードの記憶媒体にICチップを埋め込んだクレジットカードのことです。IC型クレジットカードの表面に1センチ四方ぐらいの四角い部分にICチップが組み込んであります。

IC型クレジットカードの利点

IC型クレジットカードのメリットは、従来のクレジットカードの主流であった磁気ストライプと比べて、ICには膨大な情報(少なく見積もっても百倍以上の情報量)を蓄積することが可能です。また情報の書き換えが可能となるだけでなく、第3者による情報の読み込みが難しいため、スキミングなどによる偽造や暗証番号を盗まれる可能性が極めて低く、磁気ストライブ型クレジットカードに比べてセキュリティ面が強化されていることが利点です。

もう一つの利点は、店舗向けの話になりますが、導入・運用コストです。厳密には店舗で扱う商品、価格帯、店舗の立地条件、店舗数などでコストは異なりますが、一般的には磁気ストライブ型ではなくIC型のほうがコスト安です。

ただし、磁気ストライブ型端末(レジなど)を既に導入している店舗の場合、IC型へ切り替えることが、単純にコスト安につながるか否かは一概に言えません。またクレジット決済を新規導入する場合、IC型対応しか選べないケースもあります。

IC型クレジットカードの種類

現在のIC型クレジットカードには、接触型と非接触型の双方があります。IC型クレジットカードの機能向上と共に徐々に非接触型へ移行するものと考えられます。なお現在ICの規格も複数存在し、ある程度の互換性があるものの、主流となるスタンダードや方向性が確定していない状況です。今後のIC普及と共に各IC規格がどのように展開されるのかも注目すべきでしょう。

接触型ICカードの特徴

接触型ICカードとは、カードに埋め込まれたICチップ表面の金属部分が、直接外部と接触できるようになっているICカードのことです。接触型ICカードをカードリーダ(ショッピングやキャッシングなどで、クレジットカードを使用する際、クレジットカードに埋め込まれた情報を読み込む部分の機器(またはパーツのこと)へ差し込み、カードリーダの読み込む部分とICチップを直接接触させてデータのやり取りをします。接触型ICカードはICカードの中で、最もセキュリティ性が高いのが特徴です。

非接触型ICカードの特徴

非接触型ICカードとは、カードに埋め込まれたICチップが、電波を通してデータ交換できるようになっているICカードのことです。非接触型ICカードをカードリーダに直接触れなくとも、近くにかざすだけで、カードリーダの読み込む部分とICチップ間でデータのやり取りをします。非接触型ICカードは電子マネー(イーマネー)や定期券、社員証などに利用されています。

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